熊本大学の野原稔弘名誉教授はトマトサポニン研究の第一人者で、成熟した生のトマトからトマトサポニンを取り出すことに初めて成功しています。
野原教授によると、摂取されたトマトサポニンは一部が腸で吸収され、肝臓でステロイドホルモンに変化します。
このステロイドホルモンは、動脈硬化 高血圧 糖尿病 更年期障害 骨粗鬆症といった症状を改善すると考えられています。
トマトサポニンは、リコピンに負けず劣らず優れた健康効果を持っているのです。
トマトサポニンは、桃太郎系の大きなトマトよりも、ミニトマトや中玉トマトのほうが3~5倍も多く含まれています。
また、市販のトマト缶詰や、濃縮還元ジュースには、ほとんど含まれていません。これは滅菌処理する過程で加熱するため、サポニンが別の成分に変化したり、消失するためと考えられます。
トマトサポニンの一日の目安摂取量は、
- ミニトマトなら4~5個
- 中玉トマトなら1個
です。ミキサーにかけてジュースにして飲んでもOKです。