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認知機能が低下しやすい栄養状態とは?
コラム
2023.06.01

認知機能が低下しやすい栄養状態とは?

東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると、血液検査でアルブミンとコレステロールの数値が低い人は、高い人よりも認知機能の低下リスクが約1.8~2倍も高いことが分かりました。
脳は水分を除くと約6割が脂質です。脳の神経細胞からは情報を信号で伝えるケーブルがのびており、その情報伝達の通路を脂質が包んで守っています。また、脳の細胞膜などに含まれ、脳の重要な働きをしているアラキドン酸やDHA.EPAも体内で作られにくい必須脂肪酸のため、不足しないようにきちんと補う必要があります。他に鉄分不足(赤血球数が少ない)でも、同様の傾向が指摘されています。青魚には認知機能などに関係するDHA.EPAが、肉や卵には記憶や学習能力に関わるアラキドン酸が多く含まれています。脳の老化を予防するため、健康寿命を延ばすため、歳を重ねても肉も魚もしっかりたべることが大切です。