実は骨が弱くなると、見た目にも大きな変化が現れます。背骨がつぶれて背中が曲がったり、身長が縮んだり。また顔の老化も進みます。頭蓋骨の骨量も減るため、頭皮が緩んでシワやたるみの原因になるのです。高齢になるほど頭蓋骨の骨量が低下し、眼窩(がんか、眼球の入っているくぼみ)が拡大します。つまり目がくぼんだり、目の下がたるんだりして“老け顔”になるわけです。
骨が減りやすいのはどんな人でしょうか。代表的なリスクは、やせすぎ、運動不足、骨に必要な栄養素の不足、母親の骨折などの遺伝因子、日光にあまり当たらない、などがあげられます。特に骨が増える成長期に過度なダイエットをしたり、運動をあまりしなかったりした人は、もともとの骨貯金が少ない可能性があります。
骨は負荷を受け強くなりますので、やせすぎや運動不足は骨への負荷が小さく、骨量が十分に増えません。頭の筋肉を動かすことは、歳を重ねるにつれて少なくなります。サロンでヘッドスパも効果的ですが、家でも顔の筋力を大きく動かす「フェイササイズ」で、顔の骨の老化を予防が期待できます。「頬を思いっきりふくらます」「舌を口の中で動かす」などの顔トレを取り入れて、顔のシワやたるみ対策に役立ててみてください。